2016年6月17日 金曜日

最高の手術とは

皆様、こんにちはhappy01
メディカルサロン・ナチュラルデンティストリーです。

昨日のブログで、
私は麻酔科医として、手術室で患者さんと向き合うたびに、
「この方は、この手術によって本当に生きる喜びを取り戻せるのだろうか」と考えさせられると書きました。

そんな中、先日の日本抗加齢医学会総会で心臓外科医の天野篤先生のご講演を聴き、勇気づけられ、モヤモヤとした気持ちが晴れましたsun
(ちなみに、天野先生は天皇陛下の心臓手術を執刀されたことで、よく知られていますね。)
少しご紹介したいと思います。

天野先生はこの講演で、抗加齢にちなみ、高齢者、超高齢者の心臓手術を「機能の若返りshine」の切り口からお話しされていました。

ちなみに、手術とは「観血的な修復wrench」であって、疾病医学の最たるもの。
本来、一次予防であるアンチエイジングの対極leftrightといっても過言ではありません。
しかし、見方を変えれば、それは「機能の若返りshine」とも言えます。

さて、講演では、手術を成功に導くために、
1.より正しい術前のリスク評価、
2.耐術性(手術に耐えられるかどうか)の判断、
そして、
3.効果的な治療の選択
が重要であることを強調flairされていました。

つまり、天野先生のような「ゴットハンドpaper」であっても、術前の入念な評価や準備、コンディショニングを最重要課題shineとしているということ。

そして最も印象的だったのは、「最高の手術とは、患者がそれを忘れてしまうほどの手術ですshine」とおっしゃっていたこと。
長期のアウトカムについてこれほど的確な表現はないと思います。感銘を受けました。

手術というのは生死に関わる大きなストレスannoyである一方、劇的な回復が得られる素晴らしいチャンスshineでもあります。
手術をする側(医師)もされる側(患者)も最善を尽くして、手術wrenchに臨む。
これが成功の鍵key

私も、麻酔科医かつアンチエイジング専門医という立場から、「手術の成功shine」に貢献していきたいと思っています。
天野先生に、ぐっと背中を押していただいた気がしますpaper

ただし、手術を受けずに済むのであるなら、それに越したことはありません。
まず必要なのは、手術をしないための最善の努力です。
皆様、お忘れなくbleah


投稿者 滝歯科医院

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