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ビタミンと栄養素

アンチエイジングとビタミン・栄養素

アンチエイジングを実践するためには、ビタミンや栄養素は欠かせません。
生命活動を営むために必要であることは、あまりにも当たり前のことですが、
突き詰めれば、遺伝子発現を適切に維持するためです。

ビタミンや栄養素の補給の基本は食事です。
オーガニックの食材を手に入れて、栄養価が失われない調理の工夫が大切です。
その上で検査を行い、遺伝子発現を適切に維持するための過不足があるかを確認すべきです。
同じような食事をしていても、個人間では全く異なります。
したがってマルチビタミンは勧められません。

一方、個別に調整されたビタミンや栄養素のサプリメントは必須と考えられます。

アンチエイジングで必要な量は、
からだの不調を整える栄養療法やオーソモレキュラー(分子整合医学)で利用されるような
莫大な種類や量ではありません。

当然、サプリメントの品質も重要です。

栄養素不足は、アンチエイジングの大敵

耕作方法による葉の違い

連作で痩せた畑。水耕栽培。
野菜に含まれる栄養価は、年々下がり続けています。

 
草を食べる牛、グラスフェッド牛。

¥家畜や家禽の飼育もホルモンや抗生物質を使用しています。
牛に穀物を与え、鶏をケージで飼い運動させません。
自然な生育とは、かけ離れているものが見受けられます。

 
車の発明で人は運動をしなくなった

加えて産業革命以降は、身体活動量の減少で摂取する食事の総量が減った分、
ビタミンなどの摂取量も減少しました。

流通所用時間、冷凍食品、冷蔵庫での保管期間、あるいは調理方法で
口に入る栄養価は、どんどん低下します。

アンチエイジング医療では、必要なビタミンや栄養素、遺伝子発現を検査で評価します

ビタミンやミネラルなどの必要量を検査してみましょう

私たちの検査では、ヨーロッパのアンチエイジング医療に習い、あなたのビタミンや栄養素の過不足から来る遺伝子発現に重点を置いた項目設定としています。

変わらぬ遺伝子

遺伝子の二重らせん構造

これほどに生活が便利になったにもかかわらず、
石器時代の先祖とほとんど変わっていないものがあります。
それは私たちの遺伝子です。

体内のタンパク合成や代謝なども遺伝子の支配を受けていて、
必要なビタミンなどの栄養素量は、先祖と同じ量が今でも必要です。

病気の発症も、病気の遺伝子に突然変異して起きるというよりも、
眠っていた遺伝子が目を覚ます(発現)ことで病気が生じます。
これをエピジェネティクスといいます。

食事や栄養素と遺伝子の関わりは、ニュートリゲノミクスとして
益々研究が進んでいます。

最も危険なセルフメディケーション

抗酸化物質、ビタミンA, ビタミンC, ビタミンE

一方、「○○ビタミン は健康にいい」などの謳い文句に乗せられ、
自己判断で過剰に摂取している人たちがいま す。
しかし、これはアンチエイジング医療の観点からは危険です。

過剰なビタミンが有害 である一例に、フィンランドでの肺がん予防の臨床研究があります。
ビタミンAの抗がん 作用を期待して、多数の喫煙者にビタミンAを与えました。
すると、むしろ肺がんが増加 し、研究自体が中止となりました。

サプリメント1つ摂るにも、検査と最新の知見に基づ くことが肝要です。

サプリメントについて

今やサプリメント市場は大きいので、様々な企業が参入しています。ゆえにサプリメントは、企業の哲学や設計者によりまちまちです。
パッケージの名前が同じであっても中味は別ものなので、選ぶ側にはそれ以上の知識が求められます。
ここにもセルフメディケーションのリスクが存在します。

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