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ホルモン補充

アンチエイジング医療では、各種ホルモンを検査で評価します


体の中は様々なホルモンにより、情報伝達が行われています。ホルモンの過不足は、こころやからだに大きな影響を及ぼします。老化するからホルモンが減るのではなく、ホルモンが減るから老化すると言われています。そこでアンチエイジング医療では、各種ホルモンを検査で評価します。

アンチエイジングのホルモン補充とは?

認知機能の回復や骨粗鬆症の予防にも有効 認知機能の回復や骨粗鬆症の予防にも有効

ヒトの体内には、ストレスや代謝にかかわるインスリン、副腎皮質ホルモン(コルチゾー ル)、甲状腺ホルモンや性ホルモンを始め、数多くのホルモンが存在し、恒常性(ホメオスターシス)を維持しています。しかし多くの性ホルモンは35歳頃より減少し、ホルモン バランスの不均衡をきたしやすくなります。特に女性では、閉経に伴い女性ホルモンが急激に減少するため、更年期にさまざまな症状が現れがちです。したがって、アンチエイジ ングを目指すには、種々のホルモンに気を配り、上手にバランスを取っていく必要があります。

ホルモン値の低下は様々な病気の原因となるだけではなく、 老化をすすめます。
近代日本の男女の平均余命に閉経時期を重ねてみました。
 

グラフからは、戦前は閉経する前に多くの人は寿命を迎えていましたが、現代は閉経してからも、
さらに倍の人生があることがわかります。

女性にとって女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)は、からだを守る大切なホルモンです。
有経の女性は、男性以上に女性ホルモンでからだが守られています。
このため、閉経で急激に女性ホルモンを失うと、その後の30-40年もの間は男性以上に病気にさらされることになるのです。

なお、当院では、遺伝子を配慮した安全なホルモン補充を行っています。

当院では、ホルモン補充についても勉強会でお話ししていますので、是非ご参加ください。
 

女性ホルモンの大切さ

女性ホルモンの大切さは、菜食主義で経口避妊薬を用たことも無く、多くの子供を産んだ、いわゆる自然派の女性たちを対象とした長期間の観察研究からも明らかです。その研究は、47歳までに閉経した人たちと、53歳以降に閉経を迎えた人たちの2つのグループに分けて比較検討しています。

その結果は、53歳以降に閉経した人たちの方が47歳以前に閉経した人たちに比べて、総死亡率36%、心筋梗塞や脳梗塞が40%、骨粗鬆症30%、認知症が20%減少していたのです。

心筋梗塞は男性の病気と思われがちですが、10年程度の年齢差はあるものの女性に多く起きる病気です。

ホルモンの減少により、男女ともうつなどの心の問題を抱えたり、睡眠障害に悩まされたりすることがあります。

皮膚や粘膜が厚みを失い、様々な器官の若さが失われていきます。

だからこそ、将来の病気を予防するためにホルモンの補充をするのです。未だに多くの方が更年期を乗り越える為だけにホルモン補充を選択されているのは残念でなりません。


男性ホルモンの大切さ

しかし、ホルモン補充は更年期の女性だけの問題ではありま せん。
男性では、35歳より緩徐に男性ホルモン(テストステロン)が減少するため、
むしろ女性より早期から更年期への配慮は必要です。

また、甲状腺ホルモンについては、男 性の甲状腺機能低下の方が女性より深刻な症状として現れます。だからこそ、ホルモン補充は男性も女性も生涯の健康を保つために欠かせません。
イライラ感、うつ、眠りが悪い、疲れ易い、筋肉が減ったなどは、テストステロンの減少かもしれません。

アンチエイジング医療におけるホルモン補充の条件

ホルモンには、上記に述べた利点がある一方で、使用方法を誤ればがんなどの不要な疾病を招きかねません。そのため、一定の条件を整えてから開始することが大切です。

男女ともホルモン補充に適した生活習慣や身体条件であること

ホ40歳から45歳ごろまでに一度受診していただき、
ホルモン補充に備えましょう。


その他の強調事項

アンチエイジング医療におけるホルモン補充の目的は予防であり、病気治療を目的とする療法とは異なります。そのため、さらにいくつかの点が大切です。

タイミングを逃さない。

乳房の下垂、気分がのらない、力がわかない、落ち込み感、生理時の頭痛、膣乾燥などの症状は、閉経の2-3年、あるいは5年ぐらい前から現れます。、その時には受診をお勧めします。

可及的に速やかに。

すでに閉経している方でホルモン補充をご希望の場合は、可及的に速やかに受診してください。「windows of opportunity」といわれ、そのタイミングを逃すと補充のチャンスは2度と訪れません。

天然ホルモン(バイオアイデンティカルホルモン)を使用すること。

ヨーロッパにおける54.000人以上を対象にした研究から次の点が判明しています。

国内で一般的に使用されている合成ホルモン(プロゲスチン*)とエストロゲンの併用では、エストロゲン単独よりも有意に乳がん発症率が高まりました。

一方、天然ホルモンのプロゲステロンとエストロゲンの併用では、乳がん発症率がエストロゲン単独よりも、相対的危険率が低下しました。

*プロゲスチンは、一般的に「プロゲステロン製剤」、「黄体ホルモン製剤」と表記されています。

補足ですがアンチエイジング医療では、ピル(経口避妊薬)は使用しません。

年間総使用量を最小限にする工夫にご協力いただくこと。

使用量が増えればリスクも高まります。

細やかに検査を受けること。

性ホルモンだけではなく、他のホルモンも必ず調整すること。


総合ホルモン検査

検査方法

採血などで約10種類のホルモン検査を行い、国内の検査機関へ解析を依頼し、2週間程で結果がわかります。その後、ご来院頂き検査結果の詳しい説明を行います。

検査料金 24,000円から(税抜き)
代表的なホルモン
ホルモンコメント
成長ホルモン筋肉量や免疫機能、細胞再生に関連するホルモン量がわかります。
甲状腺ホルモン体温調節や新陳代謝を活発にするなど、代謝をつかさどる重要なホルモンです。甲状腺ホルモンが減少すると、免疫力が低下したり、疲労感、食欲不振などの症状が現れます。日本人女性の3人に1人の方が甲状腺機能に異常があるといわれています。
コルチゾール「ストレスホルモン」といわれており、ストレスが加わると分泌が増えます。ストレスに対する働きのほかに炎症やアレルギー症状を抑える効果がありますが、分泌量が多くなると身体に悪影響も与えてしまいます。
DHEA副腎から分泌されるステロイドホルモンで、50種類以上のホルモンのもとになっているため「ホルモンの母」と呼ばれています。免疫力を高めたりストレスに対抗する働きがあります。
加齢とともに減少していくホルモンのひとつです。
男性ホルモン性衝動の促進や筋肉・骨の形成の促進をしたり、細胞の老化防止や動脈硬化の予防にも作用するホルモンです。
男性ホルモンが減少すると、生活習慣病やうつ病など様々な病気を発病します。
女性ホルモン20代をピークに分泌量が減少し始めて、閉経期に一気に減ります。減少すると自律神経が乱れ、ほてりや不眠などの症状が現れることがあります。特に女性の健康維持に重要な役割を担っているホルモンです。

ホルモンバランスの乱れによりよくみられる症状

女性

うつ、にきび、脂性、性欲減退、のぼせ、寝汗、睡眠障害、体重増加、高コレステロール、低血圧、動悸、頭痛、体の痛み、膣の乾きや痛み•痒み、線維筋痛症、疲労、スタミナ減退、発汗低下、記憶力低下、集中力低下、失禁、気分のムラ、乳房の張りや過敏、月経血の変化、神経過敏やイライラ、不安、心配、神経症、水分の貯留、浮腫、乳腺線維腫、子宮線筋腫、不妊症、甲状腺腫、低血糖、老化など


男性

精神的疲労、虚脱感、疲労、いらつき、不安、心配、神経症、ストレス、体力減退、筋肉の衰え、筋肉の疲れ、関節や筋肉の痛み、発汗症、睡眠障害、スタミナ減退、気分のムラ、うつ、老化、低体温、頭痛、勃起力減退、性欲減退、前立腺肥大、排尿障害、頻尿、不妊症、頻脈、低血糖、高血圧や低血圧、ひげの伸びの減少、体重増加、記憶力低下、集中力低下、ピークが過ぎた感など


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2012/10/12

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