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ナチュラルデンティストリー

歯周病

歯周病は歯の周りの炎症が長く続く病態であり、エイジングを加速させます。
歯ぐきの赤みや腫れ、歯ぐきからの出血、歯ぐきの後退、歯がグラグラする、口臭などの症状がありますが、痛むことも少ないので放置されがちです。

歯周病と全身
 
歯周病は慢性炎症であるので、加齢関連疾患である動脈硬化、糖尿病、アルツハイマー病、がん、骨粗鬆症などの発症に深く関わる。

明らかな慢性炎症である歯周病はエイジングを加速させ、
がんや糖尿病、アルツハイマー病など加齢関連疾患と深く関わります。
歯肉出血と歯周ポケット
 
歯肉から出血があると、歯周病の進行は2,8倍に増える。

歯肉出血があると、歯周病の進行はそうでない部位に比べ2,8倍です。
また、歯周ポケットが6mm以上では歯周病の進行が10倍と報告されています。

歯周ポケットが深いと、歯周病菌だけでなく、種々のウイルスも検出されます。

そこで、歯周ポケットが深い部位には、歯周外科処置が適応されることがあります。
歯周病治療後メインテナンス期における歯周病再発率
 
3ヶ月ごとのメインテナンスを怠ると8割で歯周病が再発。一方、きちんと磨けていて、しかも3ヶ月ごとにメインテナンスを欠かさず受けていても、約4割で歯周病が再発。

歯周病治療後に再発予防を目的として、
歯科医師や歯科衛生士の専門家が機械を用いて歯の清掃を行うことは普及しました。
しかし、その成績について述べている文献はあまり見られません。

最近発表されたスペインの大学病院歯周病科からの報告では、
糖尿病などの基礎疾患がなくて、しかも毎日きっちりと自分で歯磨きができる人で、
たとえ定期的にメインテナンスを受けていても38%の人に再発が認められました。
また、きちんと磨けていても定期メインテナンスを怠ってしまうと
80%もの人に再発が見られました。
図中には示しませんが、そこに喫煙が加わると100%の再発率でした。
歯周病の根本原因
 
歯周病発祥の過程。遺伝子、食事、運動、ストレス、睡眠、ホルモン不調などを背景に、口腔ない細菌叢が変化。次いで細菌が歯周組織に侵入。ついには歯周炎が発症する。

私たちともともと共生する口腔常在菌が歯周病原因菌と入れ替わり、
歯周病菌が歯周組織内に侵入することで歯周病が発症します。

この歯周病菌を除去するために、毎日のブラッシングや専門的なケアが必要になります。

しかし、そもそもの歯周病菌が繁殖し、口腔常在菌と入れ替わる背景には、
遺伝と環境、すなわち食事の問題や運動不足、過度のストレス、ホルモンバランスの不調など、
他の老化関連疾患発症と何ら変わりのない根本原因が潜んでいます。

だからこそ、ただ口腔清掃に努めるだけでは根本原因が改善するはずもなく、
また、歯周外科手術後の治癒形態は脆弱なので容易に歯周病が再発すると考えられます。
職種による歯周病有病率の違い
 
職業別歯周病の発症状況。飲食、宿泊業で多い。

最近に行われた職種別の歯周組織状況を見ても、
「環境」がヒトの口腔の健康に大きな影響を与えることは明らかです。

飲食・宿泊業に従事する人たちが他の業種で働く人たちに比べ、歯周組織の状況が悪い結果が出ました。
歯周疾患検診
 
歯周病罹患率の割合は、すべての年代で増加傾向にある。特に高齢者で顕著。

節目歯周疾患検診はすでに四半世紀にわたって続けられている口腔保健事業ですが、
歯周病のパンデミックは食い止められません。

一方で、歯科健診により全体の医療費が低下することも明らかになっています。

そこで当院では、個別化で歯周疾患の根本原因にまで対応しています(保険診療外)。

ストレスと口腔

口腔はストレスのバロメーターです。
ストレスは神経・内分泌・免疫系に深刻な影響を与えエイジングが加速します。

不正な咬み合わせもストレス
不安定な顎の位置もストレスです。咬み合わせの不正がエイジングを加速させます。

顎の関節の異常があると、筋肉の痛みや片頭痛、肩こり、奥歯の痛み、異常な歯の磨耗などが起こりやすくなります。そうした方のストレスをモニターしてみると、就寝中を含めて終日強度のストレス状態で、からだが休まる時がひと時もみられませんでした。

噛み合わせの不安定からくるストレス

Your Prevention社(ドイツ)との提携により、ストレス医療を提供しています。
口腔の自律神経分布
顎顔面口腔は脳に近いので、いろいろな感覚器官が集まっています。そのため脳から出た様々な神経も複雑に入り組んでいます。この複雑に張り巡らされた神経ネットワークの中を、神経節で巧みに神経を乗り換えながら自律神経線維が通っています。この自律神経繊維はもっぱら副交感神経です。もう一方の交感神経は脊髄に由来します。口腔の周囲には無名の小さな神経節が数多く分布しているので、口腔は副交感神経優位とも言われます。

ストレスでは交感神経が優位で、一方リラックスでは副交感神経が優位となります。唾液の分泌も自律神経の支配を受けています。ストレスを感じて口の中が渇くのもこのためです。
副交感神経の抗炎症パワー
インフラマトリーリフレックスと呼ばれる副交感神経の抗炎症効果は、主に内蔵で研究されています。口腔でも副交感神経が抗炎症効果を発揮します。副交感神経が働かなくなると歯周病が起こります。

副交感神経が事故で切断した症例では、その切断した神経の支配領域に歯周病が発症した。
 
手術によって片側の副交感神経をすべて取り除いた方では、手術側にだけ重度の歯周病が発症しました。

アンチエイジング歯科医学は環境歯科医学

アンチエイジングを実践するには、環境はとても大切です。例えば殺虫剤や除草剤などの農薬を避ける。有害重金属を避ける。環境ホルモンに注意するなど。しかし、これらを実践している人でも忘れがちなのは、口の中です。以下に代表的なものをご紹介します。

歯科用アマルガム
歯科用アマルガム合金の治療図

むし歯治療に100年以上前から利用されてきました。銀やスズなどに水銀を加えたものです。かなり昔に歯に詰めたアマルガムからでも、微量の水銀が溶出し続けます。

水銀は免疫系に多大な影響を及ぼします。また、妊婦が水銀に汚染されると、子への影響が心配されます。このような様々な毒性のため、2013年に水俣市で開催された「水銀に関する水俣条約外交会議」では、歯科用アマルガムが規制品の1つに取り上げられました。

水銀自体の毒性の他に、水銀へのアレルギーが起きていることもあります。
水銀によるアレルギーは、自覚しづらい「遅延型アレルギー」と呼ばれるタイプです。そのため本人も気がつかない炎症(サイレントインフラメーション)として存在し続けます。サイレントインフラメーションはサイレントキラーです。時間をかけゆっくりと人を痛めつけます。

この水銀の体外への排泄は、個人のデトックス能力によるところが大きいです。デトックス能力の良し悪しは、エイジングやがんなどのエイジング関連疾患につながります。その点からもアマルガムによるデトックス機能への負荷は避けたいところです。

なおアマルガムの除去は、無防備にドリルで削り取ってはいけません。
当院では、安全に配慮したプロトコルに従って取り除きます。
歯科用メタル
歯科用メタルでの治療図

歯科用メタルでも水銀と同じで、免疫反応から継発する事象は深刻です。

歯科用メタルは合金なので、何種類かの金属元素がブレンドされています。口の中は厳しい環境にあるので、このメタルが腐食し、各種金属イオンが溶け出ていきます。これが、そもそも金属アレルギー発症のきっかけとなります。

しかし口腔粘膜は皮膚とは異なって、メタル接触部位での痒みや湿疹、ただれは通常見られません。その代わりに、飲み込んだ金属イオンが腸で吸収されて全身症状となって現れます。



ところで、口腔内金属をはじめとする様々な環境物質への長期間の暴露が、免疫系、内分泌系および神経系に影響を及ぼします。45歳ごろをピークにして、慢性疲労症候群や化学物質過敏症、線維筋痛症、シックハウス症候群などの発症につながると考えられています。

神経・内分泌・免疫系への環境物質の影響。慢性疲労症候群、化学物質過敏症、環境物質に慢性的に暴露していると線維筋痛症などが45歳ごろに発症。



以上のような理由から、メタルフリーの口腔内環境が望ましいところです。しかし、これまでの治療を全てやり直すことはとても大きな負担になります。ですからまずは検査での確認が良いと思われます。なお、パッチテストが推奨される傾向にありますが、パッチテストは皮膚での反応なので口腔内金属の検査には不向きです。
インプラント
今日、国内で流通している歯科用インプラントはチタン製です。チタンにすらアレルギーを持つ人の割合は、意外と多いことが分かって来ました。

特に最近の研究で、チタンアレルギーは他の金属では見られない特別な反応が生じることが明らかにされました。炎症性サイトカインには様々な種類がありますが、チタンアレルギーの場合、とりわけインターロイキン ワン(IL-1)がからだの中で生じます。通常サイトカインは、脳への関門をわずかにしか通過しないのですが、チタンアレルギーの場合にはIL-1が脳内でも産生されるのです。これは脳内に炎症が生じることを意味します。

歯科用あるいは人工関節で体内に埋め込まれるチタン製品が慢性疲労の原因になることは十分に起こり得ます。

そこで当院ではセラミックス製インプラントを採用しています。
フッ素
フッ素(フッ化物)がむし歯の予防に役立つことは広く知られています。しかしフッ素は、脳内への水銀のトランスポーターとなります。また、甲状腺機能にも悪影響を及ぼします。乳幼児期の高濃度のフッ素への曝露では、永久歯のエナメル質が形成不全となり、斑状歯が現れる場合があります。
糖アルコール
砂糖の消費は70年ごろをピークに年々減少しています。その代わりに糖アルコール(代用甘味料)を含む食品が増加しています。
糖アルコールは遺伝子組換え作物を原料にしているものが多く見受けられます。しかも糖アルコールをの習慣的に摂取すると、腸内細菌叢が壊われます。そして深刻な病気が発症します。

口腔の健康と全身の健康との切り離せない関係

口腔の健康と全身の健康との切り離せない関係

ところで、「8020運動」をご存知ですか?
「8020運動」とは、80歳になっても20本の歯があると、おいしく食べられたり、会話がはずんだりするので、どの人も8020を目指しましょうと言う国民運動です。しかし、歯科疾患実態調査を見ると中高年以降に急速に歯を失っていく傾向が分かります。

毎日の歯磨きや甘いものの制限、あるいは専門家による定期的な歯のお手入れを実践されているにもかかわらず、8020を達成するのが困難です。歯を支える骨や歯ぐきは全身と深く関わります。つまり、中高年期に全身の健康が保てていないと、歯を失いかねません。
一方で、歯周病などの口の中の病気が全身に悪影響を及ぼし、糖尿病や心臓病などをさらに悪化させることも判っています。
つまり、口腔の健康と全身の健康は、切っても切り離せない関係にあります。

豆知識

その1
歯磨き剤には、殺菌目的にトリクロサンが入っていることがありますが、それが母乳中に検出されたとの報告があります。
折角、口にいいと思って使用していても、知らない間に赤ちゃんの体内に流れてしまうことがあります。
その2
歯科用金属は、金や銀、パラジウムなどの金属元素が混じった合金です。同じ用途であっても、製造メーカーにより様々です。
その3
骨折の治療やインプラントなどで使用されるチタンですが、約4%の人にアレルギーがあるとされています。

再生医療

PRFを用いた再生医療

<再生医療>
先天異常や病気によって失われた臓器を元に戻すことで期待を寄せられるのが再生医療です。

<再生医療と歯周病治療>
歯周病治療ではすでに80年代からメンブレンを利用し、歯周再生医療 (GTR) が行われています。
90年代になるとエムドゲインという豚から抽出したエナメルマトリックスデリバティブ(アメロジェニン)が商品化され、2000年代より本邦でも販売されています。

<再生医療とインプラント治療>
インプラント治療では、歯周病と同様の方法で失われた骨を再生させますが、骨が中心となるのでGBRと呼ばれます。
サイナスリフトとは上顎奥歯にインプラントを埋めるために上顎洞という空洞内に骨を作っていく方法です。
上顎洞は葉の上、鼻の横、目の下にあります。蓄膿症で膿が溜まる空洞の1つです。
薄い粘膜を慎重に持ち上げて骨を充填しますが、骨の造成であり、真の再生医療ではありません。。

<成長因子>
ティッシュエンジニアリングとして、骨などの失われた組織を再生させるには、細胞と細胞が這うための足場、命令物質である成長因子などが必要です。
成長因子を獲得するために遺伝子組み換え技術を利用した方法と、自己血より様々な成長因子を得る方法があります。自己血を加工することで、成長因子を多量に含むPRPや第2世代PRPであるPRFが得られます。自己血を使用するので他の混入物がなく安全です。

<PRF>
例えば親知らずを抜歯したところに利用すると、長期間痛みが続くドライソケットの発症率が1/10になります。初期の骨吸収も和らげられます。白血球も含むので感染にも強いことか分かっています。
歯科だけではなく糖尿病の難治性潰瘍やスポーツ外傷、美容目的などでも広く急速に利用されています。
生理的な量よりも多い自己の成長因子であるので、未知の生物の混入や腫瘍化はありません。

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2012/10/12

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